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小沢麻由子 Mayuko Ozawa
©︎Naoya Yamaguchi(Studio☆Di:VA)
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東京藝術大学卒業。同大学院在学中に渡仏、パリエコールノルマル音楽院にてピアノと室内楽の2つの科において最高課程コンサーティストディプロムを取得し卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員、ロームミュージックファンデーション奨学生として研鑽を積む。ソフィア国際コンクール「アルベール・ルーセル」(ブルガリア)優勝、あわせてルーセル賞、室内楽賞を受賞。フランスを中心にオーストリア、ギリシャ、キプロスをはじめヨーロッパ各地で数々のリサイタル、音楽祭に出演、オーケストラと共演。7年のフランス滞在から帰国後も、各地で演奏活動を行っている。
2005年より定期的に東京文化会館でのリサイタルを開催し、2009年、2012年および2015年の東京文化会館でのリサイタルは、雑誌「音楽の友」にて批評家が選ぶ年間コンサートベストテンのひとつに選出された。2018年のリサイタル「ドビュッシー没後100年」は同ベストテン1位のひとつに選出され「このような人材が存在するという事実は、我が国のピアノ界にとっても大きな誇りと考えてよいだろう」と絶賛される。録音は「小沢麻由子playsショパン&ラヴェル」「小沢麻由子plays前奏曲集」「Notes d’eau“水の情景”」「おとぎ話」「小沢麻由子playsドビュッシー」「小沢麻由子playsドビュッシーⅡ」の6枚のCDがナミ・レコードよりリリースされており、いずれも高い評価を得て、レコード芸術準特選盤などに選出される。室内楽でも活動の場を広げており、チェコフィル弦楽三重奏団、チェコフィル弦楽四重奏団と共演するほか、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲演奏、ドビュッシーの室内楽作品全曲演奏なども行った。各地のコンクールの審査員をつとめるほか、映画のサウンドトラックに参加するなどその活動は多岐にわたる。
2009年青山音楽賞受賞。現在、沖縄県立芸術大学准教授。スタインウェイアーティスト。
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