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中嶋俊晴 (カウンターテナー) Toshiharu Nakajima, Countertenor
ⓒMartin Chiang
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令和2年度五島記念文化賞オペラ新人賞、令和4年度文化庁芸術祭賞新人賞などをカウンターテナーとしてはじめて受賞するなど、現在最も注目されるカウンターテナー歌手の一人。
京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、東京藝術大学大学院修士課程修了。ウィーン国立音楽大学大学院リート・オラトリオ専修およびアムステルダム音楽院修士課程バロック声楽専攻を共に満場一致の最優秀栄誉賞付きにて修了。
ソリストとして、J.van Veldhoven、E.L. Banzo、A.van der Spoel、C. Meierら欧州を代表する音楽家と度々共演を重ねている。ウィーン・シューベルティアーデ、ユトレヒト古楽音楽祭、プラハの春音楽祭等欧州各地の音楽祭に招聘されるなど国際的に活躍の場を広めている。2019年にはスペインを代表する古楽アンサンブルAl Ayre Españolの公演にソリストとして招聘されスペイン10都市で公演を行い、現地新聞評などにおいて絶賛された。
また日本音楽コンクール、ブラームス国際コンクール(ペルチャッハ)、国際ペティレック現代歌曲コンクール(ウィーン)、友愛ドイツ歌曲コンクール等で入選入賞を果たし歌曲の分野でも高く評価されている。
近年は作曲家・ジャズピアニストである谷川賢作氏との朗読と歌のコンサートを全国各地で展開し、詩と音楽の関わりに焦点を当てたプログラムは注目を集める。
これまでに三井ツヤ子、野々下由香里、故G.レヒナー、C.スペンサー、D.ルッツ、X.マイヤー、M.ホーニヒの各氏に師事。
五島記念文化賞オペラ新人賞の他、文化庁芸術祭賞新人賞、京都市芸術新人賞、松方音楽賞奨励賞、京都芸術文化特別奨励賞、平和堂財団芸術奨励賞、滋賀県次世代文化賞など様々な賞を受賞。平和堂財団海外留学奨学生、野村財団海外留学助成者、ロームミュージックファンデーション奨学生、文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーン、アムステルダム、ロンドンで研鑽を積んだ。
現在、桜美林大学芸術文化学群声楽専攻非常勤講師。
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ピアノ:久保千尋 Chihiro Kubo
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京都市立芸術大学を首席で卒業後、東京藝術大学大学院を修了。大学院在籍中にハンブルク音楽演劇大学に留学。ディプロム、Konzertexamen両課程を最優秀の成績で修了。更にウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。
シューベルト国際コンクール(Dortmund)、松方音楽賞等受賞。日本のみならず、ハンブルク、パリ、ウィーン、リスボン等欧州各地でのソロリサイタル他、多くの室内楽のコンサートに出演、共演者からの信頼も厚い。
またソリストとして、ハンブルク交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、広島交響楽団等と共演。平成28年度下関芸術文化振興奨励賞受賞。
ハンブルク音楽演劇大学講師を経て、現在、エリザベト音楽大学専任講師。
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チェンバロ:三橋桜子 Sakurako Mitsuhashi
ⓒS.Kida
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東京都立芸術高校ピアノ科を経て、東京芸術大学器楽科チェンバロ専攻卒業。ユトレヒト音楽院でディプロマを取得。チェンバロを鈴木雅明、S.ヘンストラ、P.アンタイ、A.ジルベライシュ、通奏低音を多田逸郎、小島芳子、オルガンを早島万紀子の各氏に師事。1998年ブルージュ国際古楽コンクールセミファイナリスト受賞。2000年京都・青山音楽賞受賞。2001年山梨古楽コンクール3位入賞(1位なし)。2007年京都ALTIの俊英演奏家シリーズ出演。2010年CD「ネオバロック ~融け合う時空~」を発売(CD ジャーナル誌イチ押し)。
現在、京都市立芸術大学非常勤講師。同志社女子大学音楽学科嘱託講師。
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オルガン:パブロ・エスカンデ Pablo Escande
ⓒS.Kida
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ブエノスアイレスの音楽院でディプロマを取得後、オランダでチェンバロ、フォルテピアノ、通奏低音をJ.オッホに、作曲をR.レイナに師事。アムステルダム音楽院卒業後より世界各国から委嘱を受け、各地で演奏され続けている。2008年アメリカ・アリエノール作曲コンクール名誉賞、2016年イタリア・ノヴァーラ映画音楽作曲コンクールにて最もオリジナリティのある作曲家賞、TRINAC2017室内楽部門最優秀賞受賞。作曲や編曲だけでなく、幅広い知識や見解による指揮や伴奏にも定評がある。
現在、テレマン室内合唱団指揮者、KANSAI BAROQUE指揮者。京都女子大学非常勤講師、大阪音楽大学非常勤講師。
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バロック・チェロ:中村 仁 Jin Nakamura
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ミシガン大学音楽学部器楽科首席卒業、ジュリアード音楽院修士課程古楽演奏科修了(特待生として)、ハーグ王立音楽院演奏家課程古楽科修了。2016、2017年アスペン音楽祭に参加。ジュリアード音楽院に在学中、古楽のJuilliard 415 Orchestraによる北欧、フランス、ニュージーランドなどでの演奏ツアーに参加。第34回国際古楽コンクール山梨旋律楽器部門第3位(1位なし)、第24回大阪国際音楽コンクール・アーリーミュージック部門第2位(最高位)受賞。これまでに、チェロをRichard Aaron、Horacio Contreras、バロック・チェロをKristin von der Goltz、Lucia Swarts、Phoebe Carraiの各氏に師事。
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