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武田忠善 (クラリネット)
©︎Msasanori Doi
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1975年国立音楽大学卒業、その後フランス国立ルーアン音楽院にて巨匠ジャック・ランスロの許で研鑽を積み、同音楽院にて一等賞を得て卒業。1977年パリ・ベラン音楽コンクール第一位、78年第47回日本音楽コンクール第一位、続く第35回ジュネーブ国際音楽コンクールでは日本人初の入賞をはたし銅メダルを受賞。古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーを持ち、楽器の可能性をも越えた甘美な音楽性とその妙技により多くの人々を魅了し続けるとともに、我が国最高峰のソロ・クラリネット奏者として、その地位を不動のものにしている。教育面においても、多くの逸材を育てる他、パリ国立高等音楽院教授ミシェル・アリニョン氏の招きに応じて同音楽院において東洋人クラリネット奏者としてはじめて、マスタークラスを行う。その他、アメリカ、シンガポール、韓国、台湾、スペインに招聘されるなど、正統なフランス派を伝える事の出来うる数少ない演奏家、教育者である。国立音楽大学前学長・招聘教授、国立音楽大学同調会会長。
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