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オーストラリアに生まれ、幼少期をヨーロッパで過ごす。４歳でピアノを始め、ベルリンにて遠山つや、ブダペストにてガール・モルギット、アグネス・ブッチャーの各氏に師事。戦争のため帰国し、黒澤愛子、豊増 昇、東京音楽学校（現東京芸術大学）入学後は安川加壽子の各氏に師事。1951年本科ピアノ科卒業、'53年研究科修了。同年４月東京でデビュー・リサイタルを開催。'57年より渡仏し、パリで約１年間ラザール・レヴィ氏に師事。'67年にはJ.M.F.（フランス青少年音楽協会）と民音の交換芸術家第１号としてフランスに派遣され、23都市でリサイタルを行った。その後パリでヴラド・ペルルミュテル氏に師事。
'74年ガブリエル・フォーレ歿後50年を記念して全ピアノ曲を４回にわたる連続演奏会で演奏、その成果に対して第５回福山賞を受賞する。フランス近代の作品を主なレパートリーとし、これまでの東京に於ける自主公演は35回を数える。独奏のほか室内楽、伴奏の分野も数多く手掛け、古澤淑子、ジャック・ジャンセン、ジャン＝ピエール・ランパル、ジャック・ランスロ、ジャン＝ジャック・カントロフ、カミーユ・モラーヌ、レーヌ・フラショなど世界的名手と共演している。
エリザベト音楽大学名誉教授。日本演奏連盟会員、日仏音楽協会会員、日本フォーレ協会顧問。（2023年７月現在）
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