今回のリサイタルは、私をずっと見守り応援してくれた、今は亡き両親と多くの先生方、そして現在ご支援下さっている方々とこれからご支援下さる方々へ、心からの感謝を捧げる場といたしたく存じます。
フォーレ、ヤナーチェク、リストの曲の力を借り、祈りを込めた私なりの〈音〉で奏でる“長澤ワールド”を共有できますことを望みつつ。
【プロフィール】
東京都出身、武蔵野音楽大学卒業。
16歳の時に青少年音楽協会主催で、故秩父宮妃殿下、故正田富美子様、ベルギー大使夫人ご列席で行われた「ベネフィット・リサイタル」(ベルギー大使館)の出演が、演奏活動の第一歩となる。
1988年、「第5回視覚障害者のための国際音楽コンクール」(チェコ)で特別賞受賞。
2009年、及川音楽事務所「第17回新人オーディション」にて審査員賞受賞。
2010年、(株)ライズサーチ主催「第1回クラシック音楽演奏家オーディション」にて特別賞受賞。
1985年より現在までに8回の自主リサイタルを上野学園石橋メモリアルホール、津田ホール、JTアートホールアフィニス、東京文化会館小ホール、新潟市音楽文化会館小ホール、函館市芸術ホールなどで開催。
他に3度のオーケストラとのピアノ協奏曲の競演や、フルート、ヴァイオリン、クロマティックハーモニカ、アルトサクソフォーン、ソプラノなどとの共演も行っている。
2010年、初のCD「ファーストセレクション~安らぎと愛~」(IMCM2005)をリリース。
現在、演奏活動の傍ら、後進の指導、点字楽譜の校正作業、視覚障害者と点訳者のための音楽ソフト「ビースコア」(ビー・ミュージック)の開発プロジェクトメンバーに当初から名前を連ね、点字楽譜の規則や音声操作について継続的にアドヴァイスを行っている。
福井直敬、故若尾輝子、ジョールジー・サンドール、ベルント・ツァック、木村徹、他の各氏に師事。
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