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垣岡敦子
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同志社女子大学学芸学部音楽科声楽専攻を首席で卒業。同大学頌啓会特別専攻科修了。国内外において数々のオペラをはじめソロリサイタル、デュオリサイタルに出演。2000年にイタリアに渡り、ミラノ音楽院にてミラノスカラ座の副指揮者D・マッツォーラ、同劇場アカデミアボイストレーナーのM・ビアンカ・カゾーニ、G・カネッティ、林康子他各氏の元で研鑽を積む。イタリア・ヴァルセージアの歌劇場で《ラ・ボエーム》のムゼッタでイタリアデビューを果たしたあと、ミラノを拠点にスペイン各地などで数々のオペラやコンサートに出演し、特にウィーン楽友協会での第九のソロは、超満員の聴衆を魅了した。スペインの公演では、音楽雑紙「L‘OPERA」に“素晴らしい響きを持ったソプラノ、特に高音は羨む伸びのある柔らかい響き”と掲載された。いずみホール(大阪)で行われた「垣岡敦子ソロリサイタル」に対し大阪文化祭賞奨励賞を受賞しその声は、透明感に溢れる美しい声と独特の華がある舞台”と絶賛された。また、読売新聞主催のプッチーニ生誕150周年記念コンサート「日韓オペラコンサート」にテノールの市原多朗氏と共に日本代表として選出された。東京では、新国立劇場中劇場にて、日本初演オペラ《ラ・フィアンマ》《復活》の難役の主役他多数のオペラで主役を歌い、日本人離れした声と容姿は、新聞他各方面より絶賛を博した。また、ハクジュホール、銀座・王子ホール、紀尾井ホールでのリサイタルに続き、サントリーホールにて日本フィルハーモニー交響楽団との共演を大成功させた。日本クラシック音楽コンクール最高位はじめ、イタリア・コルテミッリア国際コンクール2位、RE・SE-JONG国際コンクール3位などを受賞。2枚のCD「Cuore心の響」(東芝EMI)、「AMORE愛の歌」をリリース。藤原歌劇団、日本オペラ協会団員、日本演奏連盟会員。2009年イタリアより完全帰国、現在東京在住。
垣岡敦子オフィシャルサイト www.atsukokakioka.com/
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宮里直樹
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東京都出身。東京藝術大学声楽科首席卒業。同大学院オペラ科修了。明治安田QOL文化財団、ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。ウィーン国立音楽大学オペラ科にて2年間学ぶ。声楽を多田羅迪夫、ラルフ・デーリング、ジャコモ・アラガルの各氏に師事。これまでに小林研一郎、尾高忠明など著名指揮者のもとN響を始めとする国内主要オーケストラと共演。その他上海交響楽団、チャイナ・フィルハーモニー管弦楽団、LVIVフィルハーモニックオーケストラと共演。《愛の妙薬》ネモリーノ、《ラ・ボエーム》ロドルフォ、《椿姫》アルフレード、《蝶々夫人》ピンカートン、その他多くのオペラにて主役で出演。2022年新国立劇場《ばらの騎士》にテノール歌手役で出演。ベートーヴェン「第九」「荘厳ミサ曲」、ヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「スターバト・マーテル」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、マーラー「千人の交響曲」等、いずれもソリストとして多数の宗教曲コンサートでも活躍している。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、NHK-BS「クラシック倶楽部」等に出演。イタリア・ガルダ湖にて毎年開催されているムジカ・リーヴァ・フェスティバルに2016年、2018年に出演。2020年、2021年、2022年と3年連続でNHKニューイヤー・オペラコンサートに出演。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。第48回日伊声楽コンコルソ第1位。五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。第10回東京音楽コンクール声楽部門 第2位(1位なし)、同時に聴衆賞受賞。その他受賞歴多数。二期会会員。
宮里直樹オフィシャルサイト http://naokimiyasato.com
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但馬由香
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メゾソプラノ歌手。武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。藤原歌劇団団員。第31回飯塚新人音楽コンクール第1位。藤原歌劇団オペラ《ラ・チェネレントラ》(シンデレラ)のティーズベでデビュー以降、《椿姫》アンニーナ、《ランスへの旅》モデスティーナ、《どろぼうかささぎ》ピッポ、《カルメル会修道女の対話》シャルレ修道女、《ノルマ》クロティルデ、《セビリャの理髪師》ベルタなどを務め、2018年《ラ・チェネレントラ》アンジェリーナで初のタイトルロール、2019年《蝶々夫人》スズキで出演し、いずれも好評を得ている。新国立劇場には、2020年《夏の夜の夢》ハーミアとして抜擢され、2021年《蝶々夫人》にて出演したスズキでも高い評価を得るなど、活躍の場を広げている。また、ベートーヴェン「第九」「荘厳ミサ」、ヘンデル「メサイア」、ペルゴレージ「スターバト・マーテル」、ヴィヴァルディ「グローリア」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」等、宗教曲のソリストも務めておりコンサートにも多数出演している。2014年発売藤原歌劇団CD「Bravi!vol.2」、2021年藤原歌劇団ARオペラブックに演奏収録される。
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村上尊志
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藤原歌劇団や新国立劇場のオペラ公演で、コレペティトゥーア=歌手に音楽稽古をつけるピアニストとして活躍。指揮者、歌手、演出家から絶大な信頼を得ている音楽スタッフで、オペラの他、声楽のリサイタルやアンサンブルに欠かせない存在である。これまでに、東敦子、林康子、市原多朗、出口正子、折江忠道、幸田浩子、G.カゾッラ、G.ジャコミーニ、R.ブルゾン、M.デヴィーア、M.アルバレス等の声楽家とコンサート、リサイタルで共演。1990~91年、文化庁芸術家在外派遣研修員としてミラノへ留学。スカラ座の指揮者/ピアニストのD.マッツォーラ氏に師事。ミラノ、フィレンツェ、パリでのコンサートに出演。またヴェルサイユ劇場の《コシファン・トゥッテ》で練習ピアニストを務めた。1997年秋より3年間、ローム・ミュージック・ファンデーションの奨学金を得、再度イタリアに留学した。静岡国際オペラコンクールの公式ピアニストを第1回目より務めている。現在、東京藝術大学オペラ科及び声楽科講師。
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