2歳よりドイツにて育つ。16歳でシュトゥットガルト国立音楽大学に入学。同大学院修了。米国インディアナ大学でアーティストディプロマ修了。ウィコンシン大学(ミルウォーキー)大学院室内楽科ディプロマ修了に続いてニューヨーク市立大学、ピアノ演奏家博士課程修了。博士論文「モーリス・ラヴェルのピアノ室内楽」で博士号取得。
シュトゥットガルト在学中、ドイツ青少年コンクール全国第1位ほか、アスペン音楽祭E.ナカミチ・ピアノコンクール、インディアナ大学ピアノ協奏曲コンクール、フィショフ、コールマ
ン両室内楽コンクールで栄冠を獲得。1993年、東京デビューリサイタルの後、定期的に東京でリサイタル、及び2台ピアノリサイタル。海外ではドイツ、スイス、イタリア、アメリカ、台湾で多数のリサイタルと室内楽演奏及びオーケストラと協演。
これまでにL.ギールト、G.ローマイヤー、M.プレスラー、R.スローン、J.カーリヒシュタイン、L.ナトチェニィーの各氏に師事。室内楽はW.カンベル、R.デゥビンスキー、G.シェボック、D.フィリップスの各氏、ファイン・アーツカルテット、グアルネリカルテットに師事。
CD「水の戯れ・ラヴェル名作選」に続いて2016年に「クライスレリアーナ・シューマン名作選」をリリースし、2作とも「レコード芸術」誌の特選盤に選出される。
ドイツ、アメリカ、日本で後進の指導にあたる。アスペン音楽祭では初めての指導特別奨学金給費生を取得し、5年間同音楽祭でソロピアノの他、室内楽、ピアノアンサンブル、伴奏法の授業も行う。
現在、尚美学園大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師。
http://saoriohno.com
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